「もうすぐ夏休みだけど、どう過ごすべきか悩む……」
「とにかく休みたいけれど、夏休み中にやるべきことはあるのかな……」
夏季休暇を心待ちにしている先生は多いです。とはいえ、若い先生の中には夏休み期間をどのように過ごすべきか悩む方もいるでしょう。
今回は、教員の夏休み期間の過ごし方について解説します。夏休みを有効活用したい方の参考になれば幸いです。
目次
夏休み期間の仕事
子どもたちが夏休み期間中でも、教員には仕事があります。
夏休みの仕事例
・研修会・職員会議
・日直・水泳教室のプール当番
・新学期の準備
・教室や特別教室の片付け・備品管理
・部活・大会引率・合宿
やることはたくさんありますが、普段の学校生活に比べればとても気楽です。休み期間中に2学期の準備をしておけば後々の負担が軽くなるため、校務分掌や行事・教科指導などの準備をできるだけ行っておきましょう。
休みを取る先生は多い
年休をうまく利用して夏季休暇を取る先生は多いです。普段は休みが取りづらい仕事なので、「年休消化のためにも夏休み期間中にしっかり休む」という考えも浸透しています。必ず参加しなければならない会議や研修はあるものの、日直や打ち合わせなどのスケジュールをうまく調整すれば、ある程度まとまった休みを取ることは可能です。
新任で「どれくらい夏季休暇を取っていいのか分からない」とお悩みの方は、同じ学年担任の先生などに相談してみましょう。「2学期の相談をしたいけれど、関係の先生が全員休みだった」というケースはそれなりに起こります。事前に他の先生の出勤スケジュールを確認し、休むべき日は思い切って休むのも1つの手です。
夏休みの過ごし方
ここからは、夏休みの過ごし方をいくつかご紹介します。
休養
ゆっくり休んで、日頃の疲れをとりましょう。普段から気を張る仕事なので、休みは気が緩んで体調が崩れることもあります。休めるうちにしっかり休んでください。
旅行
職場から離れ、遠いところでのんびり過ごすと心がいやされます。教員は仕事以外の時間も教員としての振る舞いが求められることが多く、休日も周囲の目が気になる方は多いでしょう。思い切って遠くに出掛ければ、仕事を忘れてリフレッシュできます。
おいしいものを食べ、普段はできないような感動体験ができるのが旅行の醍醐味です。自分自身の見識を広げる意味でも役立ちますし、夏休み明けに子どもたちへの話題提供もできるので、ぜひ連休を取って遠出してみてください。
趣味に没頭
せっかくのお休みなので、趣味にも時間を使いましょう。自分の好きなことをすれば充実感を得られますし、気分転換にもなります。「趣味を楽しむために仕事を頑張る」というポジティブな考え方にもつながるので、趣味を楽しむ気持ちも忘れないようにしてください。
スキルアップ
教員は学ぶべきことが多い仕事なので、長期休みを利用してスキルアップを図るのも1つの手です。自分の専門分野やICT活用など、本や動画を利用して学んでみましょう。研修会に参加して知識を広げることも可能です。
医療・役場関係の用事を済ませる
平日休みが取りにくい教員にとって、夏休みは動きやすい時期です。病院・歯医者・役場など、普段は利用しづらい施設に用事がある場合は夏休み中に片付けるようにしましょう。
仕事とプライベートを両立させるには
時間にゆとりのある夏休み期間は、教員にとって仕事とプライベートの両立を目指せる数少ない時間です。充実した生活を送るためには、貴重な夏休み期間をうまく使う必要があります。
夏休み中の目標を決める
ざっくりとした目標を決めて夏休みを過ごすようにすれば、長期休みを有効活用しやすいです。特に何も考えずに休みを迎えてしまうと、数日間ずっとダラダラと過ごしてしまい、休み明けに後悔することになります。「夏休み中にこれだけは達成したい」という目標を決めるようにすれば、毎年少しずつ成長できるようになります。
夏休み中のタイムスケジュールを決める
夏休み期間のタイムスケジュールをある程度組んでおき、夏休み中の仕事や目標に向かって計画的に取り組めるようにしましょう。夏休みは油断するとあっという間に終わってします。無理のない範囲で取り組めるスケジュールを立てれば、充実した夏休み期間を過ごしやすくなります。
仕事のオン・オフの切り替えを意識する
めったに取れない連休が取れるので、「仕事のことを考えない時間」を設けてみるのもおすすめです。家族や恋人とゆっくり過ごしてみると、プライベート時間の大切さに気付けるでしょう。仕事漬けの毎日から少し離れ、おだやかな心で生活しましょう。
まとめ
夏休み期間をどのように過ごすかは人それぞれですが、可能であれば仕事とプライベートをともに充実させたいところです。うまく連休を取って疲れをいやせれば、新学期に向かうモチベーションも保てます。
計画的を立てて夏休み期間を迎えれば、充実した生活を送りやすくなります。たまには仕事のことを忘れてリフレッシュするのも大切です。しっかり体と心を休めて、悔いのない夏休みを過ごしてください。
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