教員のゴールデンウィークの過ごし方を紹介

4月の忙しい年度始めの業務が落ち着き、生徒たちとも少しずつ関わりが増えて、緊張が和らいでくると同時に、ゴールデンウィークがやってきます。この頃には、バタバタと忙しくすぎる4月の疲れがピークになっていることでしょう。私も初任1年目の時や、転勤直後は疲れ果てて、一刻も早く休みに入ってほしいと願っていました。

4月に蓄積した心身の疲れを癒すためにも、ゴールデンウィークはしっかり休みたいですよね。

しかし、実際のところ、しっかり休めるのか休めないのかは、校種や業務分担の影響が大きいです。

今回は、教員のゴールデンウィークの過ごし方が気になっている方に向けて、私の教員時代の経験も含めて、「教員がどのようにゴールデンウィークを過ごしているか」を紹介します。この記事を読むことで、イメージを持つことができるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

ゴールデンウィークの過ごし方は校種や業務分担の影響を受けやすい

待ちに待ったゴールデンウィークですが、教員がゴールデンウィークをどのように過ごせるのかは、校種や自分の担当によって変わってきます。
暦通りに休める仕事もある中、教員の場合はそのほとんどが仕事になってしまう場合もあります。私が教員だった際は、半分が出勤、半分が休日…という感じでした。私の夫も教員なのですが、スケジュール帳を見て、「え!全く連休じゃない!」と嘆いたことが何度もあります。
教員のゴールデンウィークの過ごし方は、
部活がない場合
部活がある場合
初任者などの場合

この3つのケースで異なります。

特に、部活のあるなしはゴールデンウィークの日程に大きく影響を与えてしまいます。中学校や高校の先生は、部活動を持っていることが多いので、ゴールデンウィークなのに全く休めないことも。

初任者の場合は、「どのくらいの仕事が任されているか」や、「締め切りがある仕事をしっかり終わらせているか」などによって、祝日の過ごし方が左右されます。

それぞれ具体的に紹介していきますね。

教員のゴールデンウィークの過ごし方:部活がない場合

ゴールデンウィークを暦通りに休むためには、部活指導が無いことが前提になります。小学校教員で少年団の指導などがない場合や、中学校・高校教員で部活動の顧問ではない場合は、暦通り休めることが多いです。

暦にあわせて祝日があるので、
・家族と過ごす
・近場を旅行する
・遠出をする
・家でゆっくり過ごす

その先生の趣味や嗜好に合わせた楽しみ方が可能です。

私の知り合いの先生は、ゴールデンウィークには車を何時間も走らせ、友達と旅行をしていました。普段は会えない遠くに住む友達と、買い物をしたり、温泉を楽しんだりしたそうです。

以前勤めていた中学校で、部活動の担当を持っていなかった先生の場合は、家族でキャンプを楽しんでいました。ゴールデンウィークは部活だらけだった私の隣で、Google マップを見ながらうきうきしている先生の様子を見て、少し羨ましく思ってしまいました。ちょうど暖かくなり、アウトドアにも最適の季節ですよね。

子どもがいる先生の場合は、子どもの部活動を応援したり、大会を参観したりしていました。普段は忙しい仕事なので、家族との時間を大切にする機会にもなります。

このように、まとまった休みがあることで、遠くに旅行する機会になるので、長期休みを活用している先生が多かったです。

部活動などの顧問ではない場合は、ゴールデンウィークを疲れた体を癒したり、思いっきりリフレッシュしたりするために使うことができるでしょう。

リフレッシュ

教員のゴールデンウィークの過ごし方:部活がある場合

一方で、あまりゴールデンウィークの恩恵を受けることができないのが、部活を持つ先生の場合です。中学校、高校の先生は、部活動の顧問である場合が多いので、全ての祝日を休むことは難しいのが現状

中学校だと部活の大会がゴールデンウィーク中に設定されていたり、高校だと部活動の遠征があったりと、どのくらい休めるかは部活動の日程に左右されます。

私がバドミントン部の副顧問をしていた頃は、大会がゴールデンウィークの半ばにあったので、前半に練習が入り、しっかり休むことはできませんでした。

夫は野球部の顧問なのですが、ゴールデンウィークの最終日に大会が設定されているため、連休中は練習試合などで大忙し。練習ではない日は、回復のために使うので、連休を思いっきり楽しむことはできません。

部活動顧問の場合、ゴールデンウィークの過ごし方は部活動の有無や大会の日程に左右されることが多いのが現状です。

野球

教員のゴールデンウィークの過ごし方:初任者など

部活動以外で、ゴールデンウィークの過ごし方に影響するのは、4月の仕事が片付いているかどうかです。初任者や転勤をしてすぐの場合、新しい仕事や環境に慣れることで精一杯で、「締め切りが近いのに仕事が終わっていない!」という場合もあります。

特に年度の始めは、作成・提出すべき書類が多いので、ゴールデンウィークに出勤して、仕事を片付ける先生も。

私も初任者の時は仕事が終わらなかったため、授業の計画書を作りにゴールデンウィーク中に出勤した思い出があります。休みの日なので、しっかりと休みたかったのですが、初任なので日々の仕事をこなすことで精一杯。休みの日も仕事に時間を割かなければ、追いつける状態ではありませんでした。

初任者の時は、仕事が終わらない上、部活もあったので、ゴールデンウィークは十分に楽しめなかった記憶があります。

業務内容や仕事の量によっては、ゴールデンウィークも仕事をする場合があるかもしれません。

忙しい

部活のあるなしでゴールデンウィークの過ごし方が異なる

教員のゴールデンウィークの過ごし方は、「部活動のある・なし」と「仕事の量」などによって決まります。普段の仕事を効率よくこなすことができれば、ゴールデンウィーク中に仕事をすることは避けられます。
しかし、部活動の場合は、自分でコントロールできないことも多いです。大会の日程や、主顧問か副顧問かなどによって負担は変わりますが、ゴールデンウィーク中には練習が入る場合がほとんど。

しっかり休みたい場合や予定を入れたい場合は、あらかじめ計画を立てたり、分担などをもう一人の顧問の先生と相談したりしておくのがおすすめです。

せっかくのゴールデンウィークなので、できるだけ休んで、自分のリフレッシュのために時間を使ってくださいね!

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