「教員になったのはいいけど、教員1年目は大変すぎて、悩みがたくさん…。」そんな状況ではありませんか?実際に教員生活がスタートすると、しっかりとした研修期間もなく、授業や生徒指導、学級経営などを任されることがありますよね。わからないことも多く、忙しい日々の中で、大変な思いをしている先生も多いはずです。私も、中学校の英語教員として働いていましたが、1年目はわけもわからないまま過ぎていった記憶があります。今日は、同僚の教員や私自身の経験を元に、1年目の先生が抱えやすい悩みや、悩みの解決策を紹介していきます!教員になりたての先生の悩みが、少しでも解消すると嬉しいです。
目次
教員1年目で抱えるリアルな悩み
教員1年目は、「初めての教員生活」と「初めて勤務する学校」という環境の中で働くので、大変なことが多いですよね。教員1年目の先生が抱える悩みは、職場環境や、性格によっても異なりますが、次のような悩みが多いのではないでしょうか。
・仕事が忙しすぎる
・わからないことが多すぎて、不安が大きい
・授業がうまくできない
・気軽に相談できる相手がいない
少なくとも、私が教員1年目の時は、これらのことで悩んでいました。
当時は解決策をしっかりと考えることもなく、とにかく忙しい毎日をいかに乗り切るかで生活をしていたので、心も体も疲れてしまうことが多かったです。
今では、「もっと早く、悩みを解決して、楽しく過ごす方法が知りたかった!」と、我慢しながら過ごしていた日々を後悔しています。
今回は、これらの悩みに対しての解決策を紹介していきます。解決法を実践することで、悩みを抱えている状況や、不安な現状が、少しでも良くなると嬉しいです。
教員の悩み解決法①:優先順位をつける
まずは、「仕事が忙しすぎる!」という悩みの解決法を紹介します。教員の仕事は毎日忙しく、仕事の目処が立たないくらいの業務量に絶望することもありますよね。そんな状況の解決策は、優先順位をつけるということです。頭ではわかっていても、日頃の業務に優先順位をつけるのって難しいですよね。しかし、思い切って優先順位をつけて仕事をしなければ、休む時間もプライベートな時間も削られてしまいます。
日々の仕事を、「自分が力を入れたい仕事」と「とりあえず終わらせれば良い仕事」や、「期限が近い仕事」と「まだ先の仕事」などに分けて、優先順位をつけるのがおすすめです。
私の場合は、授業が大切だと思っていたので、授業を考える時間はできるだけ確保していました。優先順位が低かったのは、調査関係の仕事や部活動です。調査関係の仕事は効率重視で終わらせ、授業準備が追いつかない時は、主顧問の先生に相談をして部活を休んでいました。
同じ職場の先生は、「授業は大事だけど、校務分掌の仕事は優先度が低い。優先度が低い仕事は、適当にやっているよ。」と話していたことがあり、やはり仕事に優先順位をつけることは大切だと実感しました。
仕事に優先順位をつけて、力を入れるところと抜くところを作ることで、今までよりも時間と心に余裕が生まれてくるはずです。
教員の悩み解決法②:思い切って助けを求める
「わからないことが多すぎて、不安が大きい!」という方は、思い切って助けを求めることがおすすめです。学校での勤務が始まると、目まぐるしく毎日が過ぎていくので、わからないことが多く、戸惑うこともありますよね。そんな状況でも、「他の先生に聞いたら迷惑だろうか…」と思って、同僚の教員に助けを求めたり、質問をしたりすることを遠慮してしまう先生もいると思います。
ただ、1年目の先生が、わからないことばかりなのは当然です。実際に調べてみてもわからないことは、遠慮せずに質問をしたり、助けを求めたりすることで解決することが多いです。実際に私も、わからないことはすぐに聞いていたので、手のかかる初任者だったと思いますが、その後の仕事がスムーズに進み、不安も解消されることが多かったです。
実際に調べてみたけどわからない時や、自分で挑戦してみたけどうまくできなかったりする時は、信頼できる先生に思い切って助けを求めるのも、1つの悩み解決法です。
教員の悩み解決法③:勉強と実践を重ねる
勉強をすることで、解決する悩みもあります。「授業がうまくできない!」という悩みを抱えている場合は、積極的に授業について勉強をして、実践を重ねることが大切です。授業実践を重ねるたびに、自分の授業スタイルに自信が持てるようになっていきます。
具体的には、授業についての本を読んだり、研修に参加したりすることで、新しい授業アイディアや工夫を見つけることができます。同僚の先生と授業について話すことで、気付くこともあります。新しく学んだことを、自分の授業に取り入れて、改善することで、授業の技術は磨かれていきます。
私も、自分で授業のネタを考えることには限界を感じていました。そのため、同僚の先生に面白い活動がないかを相談したり、授業についての本を読みあさって勉強したりする時間を増やしました。その結果、少しずつ自分の授業スタイルに自信が持てるようになっていきました。授業に力を入れたい場合は、焦らずに、勉強と実践を重ねるのがおすすめです。
教員の悩み解決法④:気軽に話せる教員を探す
「気軽に相談できる先生がいない!」という悩みは、結構辛いですよね。そんな状況なら、気軽に話せる先生を探すのがおすすめです。大規模な学校なら、この悩みを抱えることは少ないかもしれませんが、小規模の学校だと、歳が近い同僚が少ない場合も多いです。教員の仕事は、子どもたちや保護者、また同僚の先生との関わりなど、人との関わりが多いです。その分悩むことも多く、「この悩みや愚痴を誰かに聞いてほしい!」と思うことが多いはず。
そんな時に、気軽に話せる先生がいたら、心が軽くなりますよね。自分が勤務する学校に気軽に話せる同僚がいない場合は、校外の先生と積極的に関わったり、SNSで教員のつながりを見つけたりして、話し相手を見つけるのも1つの方法です。私も初任校に歳の近い先生がいなかったので、近隣の学校の先生とよくご飯を食べながら、話をしてリフレッシュしていました。教員仲間は、自分が辛い時に支えてくれる大切な存在です。自分の学校以外でも見つけることができるので、気軽に話せる相手を探してみてくださいね。
1年目で悩むのは当たり前!自分で働きやすい環境を作ろう!
教員1年目は、仕事面でわからないことが多く、悩むことも多いです。私もたくさん悩んで、不安になりながら何とか初任1年目を乗り越えました。今回の記事では、教員1年目の先生が抱えることが多いリアルな悩みと、それに対する解決法を4つ紹介させていただきました。自分の経験や周りの先生の話を参考にしたので、少しでも教員1年目の先生の悩みが改善すると嬉しいです。
自分の環境を変えられるのは自分しかいないので、仕事に優先順位をつけたり、授業について勉強する機会を増やしたりと、自分の悩みを少しでも減らして、働きやすい環境を作っていってくださいね!