「高校に入学したと思ったら、あっという間に時間が経ち、進路選択に迫られている…!」このような状況はありませんか?高校の3年間はあっという間で、充実しているほど一瞬で過ぎてしまいます。高校3年生になって進路選択で慌てないように、自分の進路はしっかりと考えておきたいですよね。今回は、進路に悩む方に向けて、高校を卒業した後の選択肢や、その選択肢のロールモデルも紹介していきます。この記事が、高校生のみなさんの進路が少しでも明確になるきっかけになると嬉しいです。
目次
高校卒業後の進路選択をする際に、「高校を卒業したら、進学か就職のどちらかから選ばなければならない!」と思っていませんか?
高校卒業後の選択肢は多く、進む道も人それぞれです。学校の先生や自分の家族と話す中だけでは、見えてこない選択肢もあります。実際に私は高校生の時に、「高校を卒業したら、就職をするか大学に進学する選択肢が一般的。」だと思い込んでいました。大人になってから社会に目を向けてみると、様々な経歴の人が自分らしく活躍していて、将来の選択肢の多さに驚きました。
自分の興味ややりたいことを考えながら、楽しく没頭できるような進路を選びたいですね。
高校卒業後は多くの選択肢がありますが、今回は、
・大学進学
・専門学校進学
・就職
・個人で働く
・海外留学
この5つの選択肢とロールモデルをそれぞれ紹介していきます。
高校卒業後の選択肢の1つが、大学進学です。「専門学校ナビ」の調査によると、日本の高校生の54.8%が、高校卒業後に大学や短大に進学していることがわかっています。
高校卒業後に、「もっと勉強をしたい」という場合や、「大学を卒業して資格を取りたい」という場合に、大学進学を選ぶ場合が多いです。将来の夢によっては、大学進学が必要な場合がありますよね。例えば、教員免許を取得したい場合は、専門科目や教育についての授業を大学で受け、実習に参加する必要があります。
大学で学習できる内容は様々で、
・文学部
・教育学部
・心理学部
・外国語学部
・経営学部
・工学部
・医学部
・生物学部
・農学部
・体育学部
・美術学部
・音楽学部
など、自分の興味のある学部や学科を選ぶことができます。
自分がもっと勉強したいことや、将来のために取得したい資格がある場合は、大学進学が1つの選択肢になります。
大学へ進学をしたロールモデルを紹介:尾木ママ
大学進学をしたロールモデルとして、教育評論家の尾木ママを紹介します。
テレビで教育について熱く語っている尾木ママを見たことがある方も多いはず。尾木ママは、早稲田大学の教育学部に入学をして、教育について専門知識を増やした後、教員として働き始めました。今では、教育の専門家として、大学で教えたり、教育に関する数多くの本を書いたりしています。
専門的にある分野を学びたい場合は、専門学校に進学するのも1つの方法です。
大学は自分が興味のあることを幅広く学ぶのに対して、専門学校は特定の仕事に必要とされる知識や技術を学ぶための場所です。専門学校では、1つの分野の専門的な勉強はもちろん、実習や資格対策講座などの実践が中心になります。大学での学習は4年が基本であるのに対し、専門学校は1~4年で卒業することができるという違いもあります。
大学の学部と同様、専門学校の種類も多いです。
例えば、
・医療
・看護
・福祉
・製菓
・観光
・服飾
・ブライダル
・美容
・保育
・アニメ
・声優
・動物
このような種類の専門学校があり、1つのことに絞って学習することができます。
将来つきたい職業が決まっていて、専門的な知識や技術を身につけたい場合は、専門学校へ進学するのが1つの方法です。
専門学校へ進学をしたロールモデルを紹介:さかなクン
魚に詳しく、ハコフグの帽子がトレードマークのさかなクンをご存知ですか?さかなクンは、小さな頃から魚に興味があり、学校で「問題児」と言われるほど、魚に夢中になっていたそうです。さかなクンは、高校卒業後に、動植物の専門学校に進学をしています。専門学校在学中は、水族館で実習をするなど、自分の好きな魚にとことん熱中していました。今では東京海洋大学の教授となり、名誉博士号を送られるほどの専門家として活躍しています。
高校を卒業して、すぐに働くのも1つの選択肢です。「専門学校なナビ」の調査によると、高校卒業者の17.6%が就職をしています。文部科学省の調査では、平成31年3月の就職率は98.2%で、「工業学科」や「農業学科」、「看護学科」の順で高くなっていることがわかります。「普通科」を卒業した場合でも、就職率は96.6%なので、就職希望者の多くが、職を手にしていることがわかります。
高校卒業と同時に働くメリットは、自分でお金を稼ぐことができるので、自分の好きな暮らしができることです。就きたい仕事がある場合は、その夢を早く実現できるのも嬉しいですよね。
就職をしたロールモデルを紹介:鎌田和樹
高校を卒業して、就職をしたロールモデルとしては、UUUM株式会社の代表取締役 鎌田和樹さんを紹介します!UUUM株式会社とは、YouTuberのマネジメントプロダクションです。有名なYouTuberであるHIKAKINやはじめしゃちょー、くまみきも所属しています。
鎌田さんは、高校卒業後に、株式会社光通信に就職をして、10年ほど働いていました。会社で働いているうちに、自分で会社を作ることに興味を持ち、今のUUUM会社を設立するにいたりました。
高校卒業後に、会社に就職をしたり、公務員として働いたりするのではなく、「個人で働く」という選択肢もあります。個人で働く人は、フリーランスと言われており、自分で仕事を受注して、それに合った報酬をもらうことで生活をしています。例えば、記事の執筆をおこなうライター、商品やサービスを使いやすく設計するデザイナー、ハードウェアやアプリなどの作成をするプログラマーなどの仕事があります。
また、卒業後に個人で起業をし、会社を立ち上げる高校生もいます。自分で作りたいサービスを作って、社会に提供します。起業は「もっとこうしたら、生活が良くなるのに!」というアイディアを形にするための1つの選択肢ですね。
どちらも、自分で仕事を選び、働く場所や時間を選ぶことができるので、自由であるというメリットがあります。その反面、収入の不安定さやうまくいかなかった時のリスクなども頭に入れておく必要がありますね。
個人で働いたロールモデルを紹介:両学長
お金の知識を発信しているYouTuberの両学長も高校生起業家の1人です。今は、登録者が90万人ほどのYouTubeチャンネルでお金の知識を発信しながら、リベシティというオンラインサロンを運営しています。自分の会社経営もしている凄腕のビジネスマンです。
両学長は、高校生の時からビジネスをスタートしており、会員制サイト運営やホームページ制作、プログラム制作をしていました。高校時代は、稼いだお金の一部で先輩や後輩にご飯をご馳走していたそうです。高校卒業後も、自分が興味のあるビジネスで起業をして、今ではお金や場所に縛られない生活を実現しています。
海外留学も、高校卒業後の選択肢の1つです。「もっとその国の言語を勉強したい!」「日本では学ぶことができない専門分野を勉強したい!」「日本の文化とは違う経験をしてみたい!」などの気持ちがある場合は、海外留学をすることで実現します。海外留学の目的は、語学留学や海外の大学への進学、ワーキングホリデーなど様々です。留学しながら専門分野を勉強したり、働きながら語学学校へ通ったりと、自分にあった留学方法を選ぶことができます。私は大学卒業後にアメリカに留学をして、日本語アシスタントとして働きましたが、自分の人生の中で貴重な体験の1つになりました。高校卒業後は、留学に踏み出しやすいタイミングなので、興味がある方は挑戦してみてくださいね。
海外留学のロールモデルを紹介:Yunaさん
海外留学をしたロールモデルとして、皆さんに身近な存在であり、留学体験記を書いているYunaさんを紹介します。Yunaさんは、高校卒業後にオーストラリアにあるシドニー工科大学に入学をして、グローバルスタディズ学部で、勉強をしています。Yunaさんがオーストラリアでの大学進学を選んだ理由は、「環境」と「教育制度」です。オーストラリアは日本との時差が1、2時間で、温暖な気候であることが1つの魅力です。また、オーストラリアの大学が3年制だったのもオーストラリアを選んだ理由の1つだそうです。Yunaさんはオーストラリアの学生から刺激を受けつつ、日本ではできない勉強に取り組んでいます。今の目標は、中国語も学んでトリリンガルになることと、外交官になることだと考えているそうです。
今回は、進路選択が間近な高校生のみなさんに向けて、高校卒業後の選択肢を5種類紹介させていただきました!高校卒業後の選択肢は、1つや2つではなく、たくさんあります。気になる選択肢があれば、情報を集めて、自分の進路に真剣に向き合ってみてください。自分の興味があることやチャレンジしたいこと、そしてわくわくする選択肢を選んで、素敵な人生をつくっていってくださいね!
◎参考資料
・専門学校ナビ(進学率や就職率について)
・文部科学省 高校卒業者の就職状況
・尾木ママ
・大学と専門学校の違い
・さかなクンの経歴
・最終学歴が高卒の有名社長
・両学長が学生時代に稼いだ方法
・留学の体験談
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